未来のDJ第9弾はじめの一歩(繋ぎ&カットイン)
(同じ曲がベストですが用意できない方は同じ様な曲を選んでください。)
DJ初心者、入門者の最初のDJ練習は、アナログベース【ターンテーブルの使い方)で、お話しをします。CDJやPCDJシリーズの場合もDJの基本は同じです。ミキサーのトラック1のフェダーを上げて音をだして、それに合わせてトラック2の曲をヘッドホンで聞きながら音のスピードを合わせていきます。
同じ曲で、曲のスピードを同じにしてトラック1の曲に合わせてトラック2の曲を重ねていきます。同じ曲(同じ曲調)で、ピッチが同じであればわりと簡単に合います。これがつなぎ方のDJの基本になります。しっかり練習しましょう。
次にトラック2の曲のピッチをマイナス0.5に下げて同じようにしてみましょう。
トラック1の曲に同じように合わせても徐々にトラック2の曲がズレていきます。
そのズレていく感覚を理解していきましょう。トラック2のスピードがマイナス0.5ですので当たり前ですね。そのズレていく感覚を覚えてターンテーブル(CDJ、PCDJはジョグダイヤル)のサイド(側面)やレコードを手で送っていき、スピード調整していくのです。それを繰り返し練習し、瞬時に出来るようになれば次のステップに移りましょう。
どうですか!?なんとなくDJらしく機材に慣れてきましたか?次の段階に移る前にDJが日頃やっている仕込みの手順を見ていきましょう。↓曲のスピード(B.P.M)
DJ・B.P.M(BEATS PER MINUTE
B.P.Mとは、1分間の拍数を示します。DJは、このB.P.Mを目安に繋ぎ、選曲構成を組み立てていきます。B.P.Mの計り方は、昔は集計カウンターを使い1分間計っていましたが、B.P.M COUNTERの登場でたった4秒で計れるようになりました。数十年前からは、ミキサーにB.P.Mを計れる機能がついていますし、最近のミキサーやコントローラーには標準で、機能がついています。
最近の機材は、ほとんどB.P.Mを自動で計ってくれますが便利に頼るとDJの肝ともいえるビート感覚が養われません。この曲のB.P.Mだいたいこれくらいだろうと分かる感覚を作ることが大切です。地味なトレーニング(作業)ですが軽い筋トレと思い集計カウンターを使う事をおすすめします。
まず、あなたの好きな曲を一曲用意して流してください。テンポコントロールは±0にして、集計カウンターでカチカチ1分間ビートを計ります。計って出てきた数字がその曲のB.P.Mです。その数字(例 : 121=曲のB.P.M)をレコードであれば分かりやすい場所に書くか、ジャケットに100均などで売っているはがせるシールにかいて貼るなど、i-Tunes Dataなら曲→プロパティ→bpmコーナーに記載する。私の場合は、選曲構成ノートにB.P.Mを書く欄を作って書いています。
小節数
曲には、すべて小節(1小節=4拍=4ビート=1234全て同じ事)が有ります。それで曲が構成されています。曲は、流れた瞬間からメトロノームの「カチカチ」という音のように1234、1234とテンポ(B.P.M)を刻んでいます。それを前奏、間奏、後奏と大きく分けて繋ぐポイントの小節数を探していきます。この曲は前奏が何小節で、間奏が何小節で、後奏が何小節と言う感じで把握していきます。かなりの数の曲を把握するのは困難なので私は選曲構成ノートに書きます。
DJの場合、この「カチカチ」つまり1234,1234を、色々なジャンルに対し感覚で瞬時に、はめ込んでいるのです。
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テンポ
CDJやPCDJコントローラー、ターンテーブル、Power DJコントローラーで曲をかけた場合、曲のテンポは、ピッチ±0の状態でかけているのが、普段あなたが聴いている曲のテンポです。
DJの場合は、ピッチコントローラー(ピッチフェーダー)でマイナス(ピッチを下げる)にして次にかける曲の音程を調整して繋いでいます。ピッチを下げるとスピードが遅くなり次の曲のテンポに合わせて上手く繋いでいくのです。
例えば、T1(トラック1)のかけている曲がB.P.M 100とします。次にかける曲、T2(トラック2)の曲が102とします。
次にかけるT2(トラック2)の曲が102(B.P.M)の場合ピッチをマイナス2の位置までピッチコントローラー(ピッチフェーダー)を使い、下げて同じスピードの100に調整して繋いでいくのです。
理屈では、これでT1とT2の曲は同じテンポになり繋げることになりますが、曲によってそう上手くはいきません。(笑)
しかし、この理屈を理解して繰り返し練習していくと上手く繋げるようになります。
曲は見えないものです。機材を通じて音に触れ、耳でテンポを刻み踊る。これがDJです。
繋ぎ(つなぎ)・カットイン/DJ mixテクニック
曲を繋げたり、カットインしていくのに同じ曲で練習することは、DJテクニックのスキルUPに非常に有効です。DJのやり方には色々な技が有りますがまずはDJの基本を身に着けることが重要です。
ただ、すぐに飽きてしまいます。そこでよく似た曲を2曲~3曲用意して気分を変えるのもひとつの手です。同じ曲を重ねてかけると、フランジャー効果(飛行機が飛んでる様な音、ジェット音)が自然にできます。
昔、エフェクターが無い頃は、同じ曲を同時にかけてフランジャー効果を使い楽しんでいました。つまり同じ曲を長い時間重ねてかけることも一つのスキルなのです。
飽きずに反復しましょう
カットインのやり方は人それぞれです。機材によって、やり方も変わってきます。
アナログターンテーブルの場合は、159とか158とか157といって(私だけのカットイン用語?)本来出すポイントの手前でセッティングして、そのカットインの箇所の4拍前、3拍前、2拍前で待機して、ポイントに来るとスタートボタンを押しカットインしています。手で直接ポイントにぶっこむ時もありますがその辺は臨機応変にしています。
CDJやPCDJはCUEボタンでポイントを決めて、スタート(再生、ポーズ)ボタンで待機して、カットインのポイントでダイレクトにぶっこみます。どちらもカットインなのですがアナログとデジタルでは勝手が違います。アナログレコードは、ポイントまでに立ち上がるのにモ~アという感じで曲のタイムラグ(スピードラグ)が有ります。それに比べデジタル機材(CDJ、PCDJ)はタイムラグ(スピードラグ)は有りません。
これを踏まえカットインのトレーニングもアナログとデジタルで変わってきますので理屈を理解していきましょう。DJを始めるのに必要なもの、DJ機材、トラックメーカーは、DJ機材の間違えない選び方を順番にご覧ください。
つづけてステップアップを考えているなら3-③これがDJレッスンの基本だ!を是非ご覧になる事をおすすめします。
未来のDJのはじめの一歩は非常に大事です。基礎をしっかりつくり世界に通用するDJを目指してください。あなたならできます。
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