DJs(’80s懐かしのNew Jazz Mix)

1984 New Jazz Song

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32年前、DJの仕事の合間に、別のジャンルのB.G.M用Mixによくはまっていました。それがNew Jazzでした。エブリシング・バッド・ザ・ガール、スタイル・カウンシル、ワーキング・ウィーク、ドゥー・ブールー等々をノンストップミックスしては他店(カフェ、アパレルショップ)に宣伝のため配っていた事を懐かしく思い出します。30歳前後の女性の方に非常にウケがよく、楽しく作っていました。最近改めて聴いても全く古い曲のイメージも無く、むしろ新鮮にさえ感じます。改めてアナログレコードが見直されて来ている中、やはりNew Jazzは針をおとすと格別な音楽に思えます。今でこそラウンジミュージックとか当たり前に言われていますが、この頃は、そんな事は全く無かったです。アシッド・ジャズのハシリとも言えるNew Jazz!皆さんも機会があれば一度このジャンルのNon Stop Mixにチャレンジしてはいかがですか?また、違ったMixの世界が見えてきますよ。

大人な音作り!が気になる方は、DJ 番外編・ストレス解消も音楽、心を癒すのも音楽をご覧ください。

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未来のDJ第9 弾・はじめの一歩

未来のDJ第9弾はじめの一歩(繋ぎ&カットイン)

(同じ曲がベストですが用意できない方は同じ様な曲を選んでください。)

 DJ初心者、入門者の最初のDJ練習は、アナログベース【ターンテーブルの使い方)で、お話しをします。CDJやPCDJシリーズの場合もDJの基本は同じです。ミキサーのトラック1のフェダーを上げて音をだして、それに合わせてトラック2の曲をヘッドホンで聞きながら音のスピードを合わせていきます。
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同じ曲で、曲のスピードを同じにしてトラック1の曲に合わせてトラック2の曲を重ねていきます。同じ曲(同じ曲調)で、ピッチが同じであればわりと簡単に合います。これがつなぎ方のDJの基本になります。しっかり練習しましょう。

 次にトラック2の曲のピッチをマイナス0.5に下げて同じようにしてみましょう。

トラック1の曲に同じように合わせても徐々にトラック2の曲がズレていきます。

そのズレていく感覚を理解していきましょう。トラック2のスピードがマイナス0.5ですので当たり前ですね。そのズレていく感覚を覚えてターンテーブル(CDJ、PCDJはジョグダイヤル)のサイド(側面)レコードを手で送っていき、スピード調整していくのです。それを繰り返し練習し、瞬時に出来るようになれば次のステップに移りましょう。

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どうですか!?なんとなくDJらしく機材に慣れてきましたか?次の段階に移る前にDJが日頃やっている仕込みの手順を見ていきましょう。↓曲のスピード(B.P.M)

DJ・B.P.M(BEATS PER MINUTE

 B.P.Mとは、1分間の拍数を示します。DJは、このB.P.Mを目安に繋ぎ、選曲構成を組み立てていきます。B.P.Mの計り方は、昔は集計カウンターを使い1分間計っていましたが、B.P.M COUNTERの登場でたった4秒で計れるようになりました。数十年前からは、ミキサーにB.P.Mを計れる機能がついていますし、最近のミキサーやコントローラーには標準で、機能がついています。

最近の機材は、ほとんどB.P.Mを自動で計ってくれますが便利に頼るとDJの肝ともいえるビート感覚が養われません。この曲のB.P.Mだいたいこれくらいだろうと分かる感覚を作ることが大切です。地味なトレーニング(作業)ですが軽い筋トレと思い集計カウンターを使う事をおすすめします。

まず、あなたの好きな曲を一曲用意して流してください。テンポコントロールは±0にして、集計カウンターでカチカチ1分間ビートを計ります。計って出てきた数字がその曲のB.P.Mです。その数字(例 : 121=曲のB.P.M)をレコードであれば分かりやすい場所に書くか、ジャケットに100均などで売っているはがせるシールにかいて貼るなど、i-Tunes Dataなら曲→プロパティ→bpmコーナーに記載する。私の場合は、選曲構成ノートにB.P.Mを書く欄を作って書いています。

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小節数

 曲には、すべて小節(1小節=4拍=4ビート=1234全て同じ事)が有ります。それで曲が構成されています。曲は、流れた瞬間からメトロノームの「カチカチ」という音のように1234、1234とテンポ(B.P.M)を刻んでいます。それを前奏、間奏、後奏と大きく分けて繋ぐポイントの小節数を探していきます。この曲は前奏が何小節で、間奏が何小節で、後奏が何小節と言う感じで把握していきます。かなりの数の曲を把握するのは困難なので私は選曲構成ノートに書きます。

DJの場合、この「カチカチ」つまり1234,1234を、色々なジャンルに対し感覚で瞬時に、はめ込んでいるのです。

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テンポ

 CDJやPCDJコントローラー、ターンテーブル、Power DJコントローラーで曲をかけた場合、曲のテンポは、ピッチ±0の状態でかけているのが、普段あなたが聴いている曲のテンポです。

 DJの場合は、ピッチコントローラー(ピッチフェーダー)でマイナス(ピッチを下げる)にして次にかける曲の音程を調整して繋いでいます。ピッチを下げるとスピードが遅くなり次の曲のテンポに合わせて上手く繋いでいくのです。

 例えば、T1(トラック1)のかけている曲がB.P.M 100とします。次にかける曲、T2(トラック2)の曲が102とします。

次にかけるT2(トラック2)の曲が102(B.P.M)の場合ピッチをマイナス2の位置までピッチコントローラー(ピッチフェーダー)を使い、下げて同じスピードの100に調整して繋いでいくのです。

 理屈では、これでT1とT2の曲は同じテンポになり繋げることになりますが、曲によってそう上手くはいきません。(笑)

 しかし、この理屈を理解して繰り返し練習していくと上手く繋げるようになります。

曲は見えないものです。機材を通じて音に触れ、耳でテンポを刻み踊る。これがDJです。

img_n023 参考 non stop mixはこちら

 

繋ぎ(つなぎ)・カットイン/DJ mixテクニック

 曲を繋げたり、カットインしていくのに同じ曲で練習することは、DJテクニックのスキルUPに非常に有効です。DJのやり方には色々な技が有りますがまずはDJの基本を身に着けることが重要です。

ただ、すぐに飽きてしまいます。そこでよく似た曲を2曲~3曲用意して気分を変えるのもひとつの手です。同じ曲を重ねてかけると、フランジャー効果(飛行機が飛んでる様な音、ジェット音)が自然にできます。

昔、エフェクターが無い頃は、同じ曲を同時にかけてフランジャー効果を使い楽しんでいました。つまり同じ曲を長い時間重ねてかけることも一つのスキルなのです。

飽きずに反復しましょう

 カットインのやり方は人それぞれです。機材によって、やり方も変わってきます。

アナログターンテーブルの場合は、159とか158とか157といって(私だけのカットイン用語?)本来出すポイントの手前でセッティングして、そのカットインの箇所の4拍前、3拍前、2拍前で待機して、ポイントに来るとスタートボタンを押しカットインしています。手で直接ポイントにぶっこむ時もありますがその辺は臨機応変にしています。

 

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 CDJやPCDJはCUEボタンでポイントを決めて、スタート(再生、ポーズ)ボタンで待機して、カットインのポイントでダイレクトにぶっこみます。どちらもカットインなのですがアナログとデジタルでは勝手が違います。アナログレコードは、ポイントまでに立ち上がるのにモ~アという感じで曲のタイムラグ(スピードラグ)が有ります。それに比べデジタル機材(CDJ、PCDJ)はタイムラグ(スピードラグ)は有りません。

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これを踏まえカットインのトレーニングもアナログとデジタルで変わってきますので理屈を理解していきましょう。DJを始めるのに必要なもの、DJ機材、トラックメーカーは、DJ機材の間違えない選び方を順番にご覧ください。

つづけてステップアップを考えているなら3-③これがDJレッスンの基本だ!を是非ご覧になる事をおすすめします。

未来のDJのはじめの一歩は非常に大事です。基礎をしっかりつくり世界に通用するDJを目指してください。あなたならできます。

img_n023 参考 non stop mixはこちら

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未来のDJ第8 弾・レコーディングDJ風スタイル

未来のDJ第8 弾・レコーディングDJ風スタイル

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an style=”font-family: helvetica, arial, sans-serif;”>前回で述べた様に、未来のDJは、演奏者です。曲を作ったり、編曲したりと、しないといけない事が山ほど有ります。今回は、仕込みである曲の基本的な曲の作り方や編曲の仕方を見ていきましょう。作り方や編曲の仕方は、最終的には人それぞれですのであなたスタイルを見つけるきっかけにしてください。

まずMIDIキーボード(MIDI PAD)を使ってドラムパートを構成

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図1

バス、リムショット、スネアドラム1、ハンドクラップ、スネアドラム2、ロータム2、クローズハイハット、ロータム1、ペダルハイハット、ミドルタム2、オープンハイハット、ミドルタム1、ハイタム2、クラシュシンバル、ハイタム1、ライドシンバル

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基本的なドラムの並びを、おぼえて低音から高音までの音を把握して、リズムを構成していきます。図1の左側から低音の音をいくつか組み合わせて一つのパート(4/4拍子4小節)を作り、中音域でメロディーラインの流れを作り、高音域でアクセントをつけていきます。初めは中々思い通りのドラムビートは出来ませんが、何度かやっているうちにカタチになってきます。鍵盤をたたくタイミングや強さなども熟れてくるでしょう。めげずにやれば個性的なドラムパートができます。

キーボードが無い場合は、バッドなどでも変わりになるので上手く使えばこちらの方が合う人もいます。

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出来上がったドラムパートにエフェクトをかけて厚みを出しましょう。これも好みですが、私の場合ビートリピートとフランジャをよく使います。

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キーボード以外ならパッドでOK!

次は、デジタルキーボード(DAWやDDJのサンプリング)を使い、メロディーを加えていきます。これも好みです。あなたが良いなーと思った音をドラムビートに合わせて付けていきましょう。感じとしては流れるようなメロディーにすると、最初の頃はしっくり来ます。熟れてくると歯切れの良いリズミカルなメロディーも加えたりしてグルーブ的な面白さもできるようになります。

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これで簡単なドラムパートとメロディーパートが完成出来ると思います。後は、これに色々な楽器のパートやリズム、ボーカルを加えていき、好みのサンプリングなどでアクセントをつけて、ループなどを駆使していき、仕上げていけば良いだけです。

オリジナルオンリーで作るのも良いですが、好みの曲をサンプリングしてMixにアクセントをつける編曲も理屈は同じです。あなたの好きな曲を何度も聴いてどんな感じで曲が出来ているか頭で分解していきましょう。それが分かる様になればこっちのもんです。最初は地味な作業ですが、頑張ってください。