意外とDJも使わないカット・インのテクニックとは!

意外とDJも使わないカット・インのテクニックとは!

最近DJのテクニックの事がTV番組で話題になっていますが、どうしてもDJと言えばスクラッチばかりに目が行きがちです。DJのテクニックはスクラッチ以外にカット・インやサンプリングなど、他にも大切な技が沢山有ります。

今回は、DJに本当に必要なテクニック=カット・インの応用編をご紹介します。前回つなぎの基本レッスンを紹介しましたが、こちらのテクニックもDJには欠かせない技です。ただ単にスピードを合わせて適当に繋いでいくだけなら誰でも出来ます。カット・インや繋ぎをある程度のレベルで行なうのであればしっかり小節数や各奏、拍の仕組みを理解していないとまともなミックスは出来ません。例えるなら、あなたが家でハンバーグを作り、食べたいとします。合いびき肉を買ってきて仕込みもせず、つなぎも入れず、何もせずにいきなりフライパンで焼くようなものです。そんなハンバーグ美味しいですか??DJのミックスも同じです!

600x480-shydo

 

スポンサードリンク

つなぎの基本テクニックを知りたい方は、誰でも出来るDJ Mixはこれだ!をご覧になる事をおすすめします。

img_n023 参考 non stop mixはこちら
それでは基本カット・インの応用編を見ていきましょう。分かりやすく聞いていただくために動画では癖の無いインストゥルメンタル曲で2パターンの簡単なカット・インをご紹介しています。

パターン1・カット・イン

パターン1では、トラック1の曲(外部音)間奏4小節目の3,4拍の箇所で、カット・インの技で繋いでいくために次にかけるトラック2の曲(ヘッドホンモニター音)ドラム音3,4拍の箇所CUEボタンで待機状態にしておきます。カット・インのポイントに来たら、双方のフェーダーを重ねながらカット・インして繋いでいきます。これがビートを2拍重ねたカット・インです。次は拍を重ねないカット・インを見ていきましょう。

パターン2・カット・イン

パターン2は、トラック1の曲(外部音)間奏4小節目の3,4拍の箇所で、カット・インの技で繋いでいくために次にかけるトラック2の曲(ヘッドホンモニター音)ドラム音3,4拍の箇所をCUEボタンで待機状態にしておきます。ここまではパターン1と同じです。

カット・インのポイントに来たら、トラック1のフェーダーを4小節目の3拍の箇所で素早く下げます。つまり双方のフェーダーは重なりません。トラック2の曲のドラム3,4拍の音を出すと同時にトラック1のフェーダーを瞬時に下げるのです。これがパターン2のカット・インです。

一見、同じように聞こえるかもしれませんが、曲によって使い分けることで繋いだカット・インの感じが変わったり、全く違和感なく次の曲に繋げたりと大変メリットがある技です。色々なジャンルや曲がありますので、絶妙なポイントを見つけたときは、宝物を見つけた感覚になります。まさに、音のトレージャーハンティングです!(笑)

いかがですか。カット・インも使い方次第で素晴らしい技になります。前曲に合った次の楽曲の音やビートなどをいかにカット・インで違和感無く変える事が出来るか、DJの技量も試されます。

近年、デジタル音源、ファイルデータなどに変わり、カット・インのスタイルも大きく変化しました。パッドを使ってのサンプリング的カット・インやカスタムMixカット・インなど多彩なカット・インが出来るようになった反面アイデアが問われるようになりました。アナログとは違うカット・インを是非マスターしてください。アナログの基本カット・インを知りたい方は、未来のDJ第9弾初めの一歩をご覧になる事をおすすめします。

スポンサード リンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA